Story

「admi」はアドゥミと読みます。
ヒンドゥー語で「ひと」という意味です。

admiのマークは
漢字の「人」から生まれました。

人と人のつながり
心と心のつながり
国と国のつながり

そんな目に見えない「つながり」
をあらわしたものでもあります。

インド郊外で咲くマスタードの花束を持つ少女の手

インドでの旅で出会った人たちは、
豊かな心、生きる強さ、優しさを持って
私を迎えてくれました。

木版プリントを始め興味深い伝統技法にも
出会うことができました。
人の手がつくりだすものの温かさと力強さを
改めて感じました。

彼らと一緒にものづくりがしたい
その思いがadmiの始まりです。

黄色いマスタードの花束を持つ少女

admi デザイナー / 堀 千春

美術大学でテキスタイルデザインを学び、卒業後に訪れたインドで木版プリントという技を知る。信頼のできる方々と職人さん達に出会い、2008年にadmiをスタート。年に一度インドの工房へ赴き、新作をつくっている。

木版プリント工房で作業する職人とデザイナー堀千春

admiのこだわり

人の暮らしにいつも寄り添う布。

毎日肌に触れるものだから、心地良いものを選びたい。季節や気分に合わせて色や柄も楽しみたい。気軽に洗えて、丈夫で長持ち。仲良く一緒に暮らせる布。手づくりの国インドで、理想の布について考えました。

admiは、温もりある木版プリントと良質なインド綿、環境に配慮した染料にこだわり、使う人はもちろん、作る人にも優しい布づくりを目指しています。

パターンPeace06、Morning01、Dance03などの9枚のハンカチ

インドの伝統技法、木版プリント

古くから受け継がれてきたインドの伝統技法、木版プリント。木版を彫る職人、染料を調合する職人、プリントをする職人、生地を洗う職人、たくさんの人の手によって時間をかけて作り上げられる布は、経験と技術の結晶です。手間も時間もかかるこの仕事を続けることはとても難しく、工房や職人さんが減っています。現代ではとても貴重な技術です。admiの活動を通して、少しでもたくさんの方に木版プリントの魅力をお伝えしたいと思っています。

厳選したインド綿100%の布

インドでは、広大な大地で良質な綿花が育ちます。使うほどに、洗うほどに柔らかく肌に馴染んでくれるインド綿の布。豊富な種類の中から、ハンカチや洋服づくりに特に適した布を選びました。水を良く吸ってくれて、乾きも早い。私たちの日々の生活に優しく寄り添ってくれます。

環境と人に優しい染料

admiの生地をプリントしてくださる工房では、植物由来の成分で作られた染料を使用しています。この染料は、布に染み込んで布本来の柔らかさを損なわせることなく、とても質の良い布が出来上がります。その反面、管理が本当に大変なので知識と経験のある職人でないと扱うことができません。気温や湿度に左右されやすく、色が滲んでしまったり、むらが出来てしまったり、同じ配合でもその日の状況で発色が変わってしまいます。時間が経つと変色して使えなくなってしまう事も多々あります。しかし、どんなに面倒が多くても、環境や人に悪影響を与えることは避けたい。そして質の良い布をつくりたい。と、染料選びにこだわっています。環境にも優しく、扱う職人さんの肌にも、出来上がった布を使う人の肌にも、優しい染料です。

自然光の入るインドの木版プリント工房
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