Factory

admiの布が生まれるのは、インドのとある街の工房です。職人さん達の丁寧な手仕事によって出来上がります。

1図案を持って木版彫り工房へ。
版木の表面に胡粉を塗り図案を転写する。

1,木版彫り工房で、図案を版木に転写する職人

2たがねを木の棒で叩き、彫っていく。模様の細かさによって、たがねを使い分ける。
一つの柄に使う色の数だけ版が必要となる。この柄の場合は輪郭線と花の色が2色なので計3つの版を彫る。

2,たがねを木の棒で叩き、木版彫っていく

3プリント工房へ。布を重ねて弾力を持たせた台の上に白い布をのせ、端を小さなピンで留めて布をシワ無く張る。
まず輪郭になる木版で、布の端から繰り返し押していく。

3,プリント工房で、まず輪郭になる木版で布の端から繰り返し押していく。

4輪郭の染料がある程度乾いたら、次に花びらの色の木版で押していく。
写真のように職人2人もしくは3人でプリントを進めていくことが多い。

4,他の色を職人2人でプリントを進めていく。

5鈍い色だった染料が完全に乾いてから水でよく洗うと発色する。 出来上がった布は、検品してアイロンがけされる。ハンカチになるものは縫製へ。

5,鈍い色だった染料が完全に乾いてから水でよく洗うと発色する。

上記の木版彫りやプリントの職人さんだけでなく、材料の調達、染料の調合、布の水洗い、検品、縫製、糸切り、パッキング 等々.. たくさんの人の仕事によって出来上がる布です。

インドの木版プリントの歴史はとても古く、素晴らしい技術ですが、その技を守る工房や職人さんが少なくなってしまっています。
admiがお願いしているインドの会社の社長さんは、職人さん達が良い環境で働けるように心を配り、木版プリントの技と伝統を絶やすまいと、志高く工房を維持されています。

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